
気楽な一人暮らしだけど、この先ずっと一人で大丈夫なのか、ふと考えてしまうんだ。

病気になった時や、もしもの時に誰を頼ればいいのか、最近よく考えるの。
70歳で独身だと、こんな不安を感じることがありますよね。
最初にお伝えしたいのは、70歳で一人で暮らしている人は、あなたが思うよりずっと多いということです。
そして、70歳からでも人とのつながりを作り、安心できる暮らしを整えることは十分にできます。
大切なのは、今の現実を知り、もしもの時の備えと、人とのつながりを少しずつ整えていくことなんですよね。
僕は30代後半の頃、近所で一人暮らしの方が孤独死したと聞いて、自分の老後が急に怖くなりました。
その不安がきっかけで37歳から婚活を始め、5年かけて42歳で結婚しました。
70歳の方の不安とは重みが違うかもしれませんが、一人で老いることへの怖さは今もよく覚えています。
この記事では、70歳独身の現実、孤独とつながり、もしもの備え、パートナー探し、住まいと暮らし方を順にお伝えします。
この記事でわかること
- 70代前半の配偶者なし率と平均余命
- 一人暮らしの孤独とつながりの取り戻し方
- 医療・見守り・身元保証などもしもの備え
- 70歳からのパートナー探しの考え方
- 住まいと移動手段の早めの準備

ハマさん
/脱独身のススメ運営者
【データで見る】70歳独身は珍しくない!配偶者なし率と老後の現実

まずは、70歳前後で一人の人がどれくらいいるのかをデータで確かめておきましょう。
70代前半の男性の約2割、女性の約3割に配偶者がいない
国勢調査を見ると、70代前半で配偶者がいない人は決して少なくありません。
| 70〜74歳(2020年) | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 未婚 | 9.6% | 5.4% |
| 死別 | 6.0% | 20.1% |
| 離別 | 6.8% | 8.6% |
| 配偶者なしの合計 | 約22% | 約34% |
参照:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集2026」表6-24(総務省「国勢調査」より)
未婚の人に、離婚や死別で一人になった人を加えてみましょう。
男性の約5人に1人、女性の約3人に1人に配偶者がいない計算です。
特に女性は、夫を見送って一人になった人が多いのが特徴でしょう。
70歳で一人でいることは、決して特別なことではないんですよね。
70歳の平均余命は男性約16年・女性約20年
「もう70歳だから」と感じる人もいるかもしれません。
でも、70歳の人の平均余命は、男性が15.78年、女性が20.10年です。
平均余命とは、その年齢の人があと何年生きるかの平均のこと。
70歳からの人生には、まだ15年以上の時間がある人が多いということです。
この時間をどう過ごすかで、80代の暮らしやすさも変わってくるでしょう。
70代のうちに準備しておくことが、これから先の安心につながりますよ。
お金の見通しは「年金の額」から確かめる
お金の面では、独身の高齢者ほど、年金の額に差があることが分かっています。
ニッセイ基礎研究所の分析では、未婚の高齢男性の14.8%が年金を受け取っていませんでした。
男性全体の4.6%と比べると、大きな差があります。
資産が100万円未満の人も、未婚の高齢男性では35.8%いたそうです。
参照:J-CAST(ニッセイ基礎研究所「シングル高齢者の増加とその経済状況」の解説、2023年)
まずは自分の年金の受取額と、毎月の生活費を書き出してみましょう。
足りない分があれば、住まいや固定費の見直し、短時間の仕事などで補う方法を考えられます。
独身の老後のお金については、持ち家なし独身の老後に必要なお金で詳しくまとめていますよ。
70代で一人になる理由は人それぞれ
70代で配偶者がいない人には、さまざまな理由や歩んできた道があります。
一度も結婚しなかった人もいれば、離婚を経て一人になった人、夫や妻を見送った人もいるでしょう。
特に女性は、夫を見送って一人暮らしになる人が多いのが特徴です。
どんな理由であっても、これまでの人生を否定する必要はまったくありません。
大切なのは、これからの15年、20年をどう過ごしたいかを考えることでしょう。
これまでの道を大切にしながら、これからを選んでいいんですよ。
婚活を始める前の僕は、独身男性は寿命が短いという話を聞いて、ひどく落ち込んだことがあります。
その話の出どころも確かめないまま、一人で不安を大きくしていたんですよね。
今は、噂の数字ではなく公的なデータで現実を確かめることが、不安と向き合う第一歩だと思うようになりました。


70歳独身が感じやすい孤独と、つながりを取り戻す方法
一人で暮らす70代にとって、人とのつながりは毎日の安心を支える大切なものです。
孤独の現実と、つながりを取り戻す方法を見ていきましょう。
一人暮らしは孤独を感じやすいとデータでも分かっている
内閣府の調査では、一人暮らしの人ほど孤独を感じやすいという結果が出ています。
孤独感が「しばしばある・常にある」と答えた人は、同居人がいない人で9.0%でした。
同居人がいる人の3.5%と比べると、2倍以上の差があります。
仕事を辞めて職場とのつながりがなくなると、1日誰とも話さない日が増えることもあるでしょう。
孤独を感じるのは、あなたが弱いからではなく、暮らしの形が変わったからなんですよね。
気持ちが沈む日が続く時は、孤独感でうつになりそうな時の抜け出し方も読んでみてください。
地域のサロンやシニア向けの学びの場に参加する
つながりを作る入口として、地域の集まりや学びの場はとても入りやすい場所です。
多くの自治体では、高齢者が気軽に集まれる「通いの場」や「サロン」が開かれています。
大学の公開講座や、シニア向けの市民講座で新しいことを学ぶのもいいでしょう。
どこで何が開かれているかは、市区町村の窓口や地域包括支援センターで教えてもらえます。
最初は見学だけでも構わないので、月に1回、家の外に予定を入れることから始めてみてください。
短時間の仕事やボランティアで役割を持つ
もう一つおすすめしたいのが、短時間の仕事やボランティアです。
シルバー人材センターでは、原則60歳以上の人が、地域の仕事を短い時間で引き受けられる仕組みがあるんですよ。
公園の清掃や見守り活動などのボランティアも、地域の人と自然に顔見知りになれる場です。
誰かに「ありがとう」と言われる役割があると、毎日に張り合いが生まれるでしょう。
少しの収入と人との関わりを両方得られるのも、仕事やボランティアならではの良さですよ。
新しい友人を作る時の小さなコツ
70歳から新しい友人を作るには、ちょっとしたコツがあります。
同じ場所に何度か通い、顔を覚えてもらうことから始めると、自然に会話が生まれやすくなるでしょう。
「いいお天気ですね」「その帽子すてきですね」など、短い一言から話しかけてみてください。
相手の話をよく聞き、自分の昔話ばかりにならないよう気をつけると、好印象を持たれやすくなります。
一度で仲良くなろうとせず、少しずつ顔見知りを増やしていけば十分です。
あいさつの一言が、新しいつながりの入口になりますよ。
婚活中の僕は、社会人サークルや趣味の集まりにも参加しました。
恋人を見つけるという目的では、正直うまくいきませんでした。
70代のつながり作りは、恋人探しより気軽に始めてよいものだと思います。


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一人で暮らす70代にとって、もしもの時の備えは早めに整えておきたいものです。
医療と介護の制度を知っておく
まずは、医療と介護で頼れる制度を知っておきましょう。
70歳以上になると、医療費の窓口負担は所得に応じて決まり、75歳からは後期高齢者医療制度に移ります。
医療費が高額になった時は、「高額療養費制度」で1か月の自己負担に上限が設けられているので安心でしょう。
介護が必要になった時の相談先は、お住まいの地域の「地域包括支援センター」です。
元気なうちに場所と連絡先を確かめておくだけでも、いざという時に慌てずに済みますよ。
見守りと緊急連絡先で孤立を防ぐ
一人暮らしで心配なのは、倒れた時に誰にも気付かれないことではないでしょうか。
自治体の見守りサービスや、電気ポットや電球の使用状況で安否を知らせる民間のサービスもあります。
新聞や牛乳の配達、宅配の食事サービスなど、毎日の訪問が見守り代わりになることもあるでしょう。
あわせて、病院や施設で聞かれる緊急連絡先を誰にお願いするかも決めておきたいところ。
兄弟姉妹や甥・姪、信頼できる友人などに、前もってお願いしておくと安心ですよ。
身元保証・遺言・任意後見を準備する
家族に頼れない場合に備えて、身元保証・遺言・任意後見も知っておきましょう。
入院や施設への入居で保証人を求められた時は、身元保証を行う民間の事業者を利用する方法があります。
国は2024年に、こうした事業者を選ぶ時の目安となるガイドラインを作っているので、契約内容はよく確かめてくださいね。
判断する力が衰えた時に備えて、元気なうちに信頼できる人と契約しておくのが「任意後見制度」です。
財産を誰に残したいかが決まっているなら、遺言書を準備しておくと自分の意思を確かな形で残せます。
近所の孤独死の話を聞いた時、僕が一番怖いと感じたのは、誰にも気付かれないまま時間が過ぎることでした。
当時の僕は、自分に何かあった時に誰に連絡が行くのかさえ考えたことがなかったんです。
だからこそ、見守りや連絡先の準備は、元気なうちにしておいてほしいと思います。


70歳からのパートナー探し!結婚も事実婚も選べる時代
「これからの人生を誰かと一緒に過ごしたい」と思うなら、70歳からのパートナー探しも十分に考えられる選択です。
50〜79歳の未婚者の約2割が相手を求めている
シニア世代で相手を探しているのは、決してあなただけではありません。
パートナーエージェントが2024年に50〜79歳の未婚者に行った調査では、恋愛をしている人が19.9%でした。
結婚相手や恋人が欲しいと答えた人も、21.5%いたそうです。
参照:マイナビニュース「50~70代の独身男女、『現在恋愛している』割合は?」(2024年、パートナーエージェント調査)
欲しい相手の中には、入籍する結婚相手だけでなく、事実婚や同居の相手を望む人もいました。
結婚の形にこだわらず、一緒に過ごせる相手を探すという考え方も広がっているんですよね。
70代に合う出会いの場を選ぶ
70代のパートナー探しでは、同世代の人が集まる場を選ぶことが何より大切です。
一般的なマッチングアプリは若い世代が中心で、70代だと出会いにくいことが多いでしょう。
結婚相談所の中には、シニア世代の会員が多いところや、入会できる年齢に上限があるところもあります。
入会前に年齢の条件と、同世代の会員がいるかを確かめておきたいところ。
年代に合った相談所の選び方は、結婚相談所の選び方で詳しくまとめていますよ。
相手選びは健康・誠実さ・暮らし方の相性で
70代の相手選びでは、見た目や収入より、毎日を穏やかに過ごせるかを大切にしましょう。
健康への向き合い方、食事や睡眠の生活リズム、お金の使い方などは、一緒に暮らすうえで大切なポイントです。
お互いの家族や相続のこと、どこで暮らすかなども、早めに話し合っておくと安心でしょう。
一緒に暮らさずに、近くに住んで行き来するという形を選ぶ人もいます。
二人に合う形を一緒に決めていくのが、シニアのパートナー探しの良さですよ。
子どもや家族に反対された時の向き合い方
70代のパートナー探しでは、子どもや家族に反対されることもあるでしょう。
家族が心配するのは、だまされないか、相続はどうなるのか、といった点が多いものです。
まずは家族の不安をよく聞き、相手と会ってもらう機会を作ってみてください。
籍を入れずに一緒に過ごす、財産のことは遺言書で決めておく、など家族が安心できる形を一緒に考えるのもいいでしょう。
時間をかけて話し合うことで、家族が応援してくれるようになることもあります。
家族の気持ちも大切にしながら、自分の幸せを選ぶことが大切ですよ。
お金の詐欺や「ロマンス詐欺」に気をつける
シニアの出会いでは、お金をだまし取る詐欺にも気をつけましょう。
ネットで知り合った相手が、会う前から投資や送金の話を持ちかけてくる手口が報告されています。
「急にお金が必要になった」「確実にもうかる」といった話が出たら、すぐに距離を置いてください。
少しでもおかしいと感じたら、一人で判断せず、家族や消費生活センターに相談しましょう。
身元確認のある結婚相談所など、安心できる場を選ぶことも、トラブルを防ぐ方法の一つです。
お金の話が出たら一度立ち止まることを、覚えておいてくださいね。
僕はアプリや婚活パーティーで何年も結果が出ず、40代に入って結婚相談所に切り替えました。
比較サイトで資料を一括請求し、3社を比べてから入会しました。
年齢を重ねてからのパートナー探しほど、同世代がいる場を選ぶことが大切でしょう。


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70歳独身の住まいと移動、一人でも安心して暮らす選び方

これからの暮らしを考えるうえで、住まいと移動手段は早めに見当をつけておきたいテーマです。
住まいは元気なうちに見当をつける
住まいは、体が元気なうちに選んでおくのがおすすめです。
賃貸に住んでいる場合は、保証人がいらないUR賃貸住宅も選択肢の一つになるでしょう。
安否確認や生活相談がついた「サービス付き高齢者向け住宅」に住み替える人もいます。
持ち家の場合も、階段の上り下りや買い物のしやすさを考えて、今の家で暮らし続けられるかを考えておきましょう。
見学や相談は、困ってからより元気なうちの方がずっと楽ですよ。
移動手段と免許返納を考えておく
車を運転している人は、運転をやめた後の移動手段も考えておきたいところです。
買い物や通院に車が欠かせない地域では、運転をやめると外出の機会が一気に減ることがあります。
バスの路線や、自治体のコミュニティバス、乗り合いタクシーなどを今のうちに調べておくといいでしょう。
免許を自主返納すると「運転経歴証明書」を受け取れて、地域によっては交通機関の割引などを受けられます。
外出の手段を確保しておくことは、人とのつながりを保つことにも直結するんですよね。
食事と買い物を楽にする工夫
一人暮らしを続けるには、毎日の食事と買い物を楽にする工夫も大切です。
重い荷物を運ぶのが大変になったら、ネットスーパーや生協の宅配を使うと楽になるでしょう。
自治体によっては、高齢者向けの配食サービスで、栄養バランスの良い食事を届けてもらえるでしょう。
配達の時に様子を見てもらえるので、見守りの役割も果たしてくれるはずです。
近所のお店で顔なじみを作っておくと、ちょっとした会話が毎日の楽しみにもなります。
頼れるサービスを上手に使うことが、元気に暮らし続けるコツですよ。
出会いの場が近くにあるかどうかは、婚活でも続けやすさを左右するでしょう。
場所が遠いと、それだけで足が向かなくなりやすいものです。
年齢を重ねるほど、気軽に出かけられる住まいと移動手段が、暮らしの楽しさを左右すると思います。


70歳独身の暮らしと人生についてよくある5つの質問
Q. 70歳で独身の人はどれくらいいますか?
A. 2020年の国勢調査では、70〜74歳で配偶者がいない人は男性で約22%、女性で約34%でした。未婚の人に、離婚や死別で一人になった人を加えた割合です。
Q. 70歳からでもパートナーは見つかりますか?
A. 可能性は十分にあるでしょう。50〜79歳の未婚者の約2割が相手を求めているという調査もあります。同世代の会員がいる場を選び、結婚や事実婚など二人に合う形を考えることが大切です。
Q. 入院や施設入居の保証人がいない時はどうすればいいですか?
A. 身元保証を行う民間の事業者を利用する方法があります。契約内容や費用は事業者ごとに違うので、地域包括支援センターなどに相談しながら、よく確かめて選びましょう。
Q. 一人暮らしで倒れた時が心配ですが、どう備えればいいですか?
A. 自治体や民間の見守りサービスを利用するといいでしょう。緊急連絡先を家族や友人にお願いし、地域包括支援センターの場所を確かめておくと、いざという時に安心です。
Q. 70歳から新しい友人を作るにはどうすればいいですか?
A. 地域のサロンや市民講座、シルバー人材センター、ボランティアなどがおすすめです。月に1回でも家の外に予定を入れることから始めると、顔見知りが少しずつ増えていきます。
70歳独身が今日から踏み出す、安心な暮らしへの最初の一歩

ここまで読んだあなたは、70歳独身の現実と、これからの整え方をもう知っていますよね。
最後に、今日から踏み出せる一歩をお伝えします!
気になることを1つ選んで今週中に動く
まずは、この記事の中で一番気になったことを1つだけ選んでみてください。
つながりなら、地域のサロンの日程を調べる。
もしもの備えなら、地域包括支援センターの場所を確かめる。
住まいなら、近くのUR賃貸やサービス付き高齢者向け住宅を見てみる。
お金なら、年金の受取額と毎月の生活費を書き出してみる。
どれも、今週のうちにできる小さな一歩です。
80代の暮らしを楽にするためにも、70代の今の準備がきっと役に立ちますよ。
誰かと歩む道も、一人で歩む道も選べる
これからの人生を誰かと歩むか、一人で歩むかは、あなたが決めていいことです。
一人の気楽さを大切にする人も、支え合える相手を探したい人もいるでしょう。
もしパートナー探しを考えるなら、独身を卒業するための6つの婚活方法で、どんな方法があるかを比べてみてください。
一人で歩む場合も、つながりともしもの備えを整えておけば、安心して暮らしていけます。
何歳からでも、動き出した日から暮らしは変わっていきますよ。
1年後にどんな暮らしをしていたいか、紙に書き出してみるのもおすすめです。
1年後の暮らしを想像して目標を決める
最後に、1年後にどんな暮らしをしていたいかを考えてみてください。
「週に一度は誰かと話す予定がある」「もしもの時の連絡先が決まっている」など、具体的な姿を思い浮かべるのがおすすめです。
目標が決まると、今月やるべきことが自然と見えてくるでしょう。
パートナーを探したい人は、「一緒にお茶を飲める相手がいる」という目標でもいいですね。
目標は手帳に書いておき、月に一度見返すと続けやすくなりますよ。
70歳からの毎日も、自分で選んで楽しんでいいんですよ。
37歳で婚活を始めた時、僕は「今さら遅いのでは」と何度も思いました。
それでも方法を変えながら動き続け、41歳で成婚、42歳で入籍できたんです。
70歳の今だからこそ、自分の気持ちに正直に、これからの暮らしを選んでほしいと思います。


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