僕は独身なんですが、はたして独身は恥ずかしいことなんですか?
独身が恥ずかしいと言う人もいれば、別に恥ずかしくないと言う人もいます。
どちらを信じればいいかわかりません…
また、独身は周りからどう思われているのか、正直な感想も気になる。
このような疑問に答えていきます。
周りの友達や知り合いが次々と結婚していくなかで、今までに一度も結婚の経験がなく、今後も結婚する予定がない方は、「独身は恥ずかしい」と感じているのではないでしょうか。
独身であれば「周りと比べてしまう」こともあったり、「今の自分に自信が持てない」など、様々な理由から恥ずかしいと感じてしまうのも無理はありません。
そこでこの記事では
- 独身は本当に恥ずかしいことか?
- 世間が独身へ思っている印象
- 独身が恥ずかしいと思う理由(瞬間)と対処法
を解説していきます。
この記事を最後まで読めば、あなたが独身で恥ずかしいと感じていた理由と深く向き合うことができ、今後の人生の手助けになるかと思います。
本当に独身は恥ずかしいことなのか?
まず始めに、「独身は恥ずかしいのか?」というテーマで解説していきます。
結論を先に伝えると、「どちらでもない」ということですね。
結局のところ、恥ずかしいかどうかは人によって感覚が違うので、「恥ずかしい」という人もいれば、「恥ずかしくない」という人も存在します。
両者の違いはこんなところでしょう。
「恥ずかしい」と思っている人
- 周りと比べてしまう
- 自分に自信がない
- 世間や他人の意見を鵜呑みにしている
「恥ずかしくない」と思っている人
- 自分の生き方に自信を持っている
- 結婚にまったく興味がない
- 一度結婚したことがある
この辺りは、本人のマインドによるものが大きいですが、世間的には「独身 = 恥ずかしい」という風潮があるので、独身は恥ずかしいと思ってしまう人が多いのは確かです。
世の中の独身率を統計データを元に解説
一応知っておいた方がいいのが、「世の中の未婚率(独身率)はどれくらいなのか?」ということです。
令和2年の国勢調査の調査はこちら。
未婚率(独身率) | |
---|---|
男 | 34.6% |
女 | 24.8% |
総数 | 29.5% |
参照:令和2年国勢調査
年代によって割合は違いますが、日本の未婚率は平均で約29.5%です。
つまり、世の中の約3人に1人は独身ということになります。
国民全体で考えれば3人に1人という統計なので、わりと独身が多くて安心したと感じるかもしれませんが、年代や性別によっても独身率は違います。
男女・年代別の独身率も見ていきましょう。
年代 | 男性の割合 | 女性の割合 |
---|---|---|
20〜24歳 | 95.7% | 93.0% |
25〜29歳 | 76.4% | 65.8% |
30〜34歳 | 51.8% | 38.5% |
35〜39歳 | 38.5% | 26.2% |
40〜44歳 | 32.2% | 21.3% |
45〜49歳 | 29.9% | 19.2% |
50〜54歳 | 26.6% | 16.5% |
55〜59歳 | 21.6% | 12.2% |
60〜64歳 | 17.3% | 8.5% |
65〜69歳 | 14.1% | 6.4% |
85歳以上 | 1.6% | 3.8% |
参照:令和2年国勢調査
男女によってそこそこ差がありますが、どちらも共通しているのは30代に入った途端に独身率が下がってくるということです。
男性では2人に1人、女性では3人に1人が結婚しているという計算になりますね。
結婚願望の強い女性であれば、40代で5人に1人しか未婚はいません。
50代を超えても独身率が下がっていくのは、やはり「一生独身が怖いという不安」の現れかと思います。
一生独身が怖いと思うのは当たり前!不安を解消したいなら結婚するべき
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また、男性の未婚率は女性より高いですが、それは女性より男性の方が人口が多いので仕方ないと言えるでしょう。
これら統計データの数値をどう見るかはあなた次第ですが、歳を取れば取るほど未婚率は下がっているのは事実です。
世間が独身へ思っている印象
独身は世間からどう思われているのか、気になるところですよね。
世間一般的には「別になんとも思わない」と、「独身はヤバいよね」という2択になります。
どちらかと言えば「独身はヤバい」と思っている人が多いでしょう。
これは、昔ながらの結婚への価値観や、親世代からの期待などが世の中に反映されているからです。
既婚者は独身に対してヤバいと思っている
親が子供に対して、「いつになったら結婚するの?」とか「早く孫の顔がみたい」などの言葉を聞いたことはないでしょうか。
この言葉の裏には、結婚して子供がいる親だからこそ「子供にも同じ道を歩んでもらいたい」という思いがあるのです。
親が子供に隠れて結婚相談所に申し込むなんてことがありますが、これもヤバいという心配からくるものでしょう。
今の時代はお見合いという文化がほとんどありませんが、戦前から戦後にはお見合いが当たり前で、なんとお見合いでの結婚率は70%だっと言います。
一昔前では、結婚するのが当たり前という文化があり、「結婚できない人は人間的に問題があるヤバい人」という認識の名残が今も後を引いているのです。
また、親世代だけに限らず、若い世代の既婚者が独身に対して毒を吐くなんてこともあります。
「あいつはクソだし結婚なんて一生できないよね」
「結婚できないのは人間的に問題あるからだろ」
「一生独身の人生確定で可哀想だなぁ」
など、その人のことを何一つ理解してないのに、独身というだけで陰で哀れに思われるんです。
結婚前の僕はこのように人から言われたことないのですが、結婚後に仲良い友達家族の集まりに参加するようになり、飲んでる最中に「○○君ってまだ結婚してないみたいだよ。」など、結婚してない人の話題を酒のツマミにして盛り上がっているなんてこともあります。僕は毎回苦笑いで聞き流してますが…
既婚者にも独身の時代があったのにも関わらず、結婚した途端に独身をディスる人は多いでしょう。
まともな考えがある人はフラットな考え
独身がヤバイと考える人が多い反面、まともに考えられる人は「何とも思ってない」という意見が多いでしょう。
博識なひろゆきさんも、YouTubeで生涯独身について語っていますが、頭のいい人の考えは納得させられますね。
「善か悪か」のうような二元論ではなく、ものごとを俯瞰して考えることができる人であれば、独身に対してもフラットな考え方ができるということです。
ただし、世間一般的にこのような考え方をできている人は少ないのが現実でしょう。
独身が恥ずかしいと思う理由(瞬間)と対処法
記事の冒頭のほうで、「独身が恥ずかしいかどうかは人による」というお話をしました。
そうは言っても、日常生活において恥ずかしいと感じる理由は多々あります。
それらの理由のなかで最も影響が大きいのは、「周りの人と比べてしまう」ということでしょう。
結局は周りと比べてしまうから恥ずかしく感じる
私たちの悩みの元を辿れば、周囲の人と比べることによって生じる悩みがほとんどを占めています。
例えば、
- 友達が新築の家を買ったのに自分は家を買うお金もない…
- 会社の同僚が昇進したのに自分はまだ平社員で遅れをとっている…
- 仲の良い親友はダイエットに成功したのに自分は太ったまま…
など、常に人と比較して自分の気持ちが作られているのです。
今の時代であればSNSのキラキラしたリア充アピールや、マウント投稿など、そのようなものばかり目につきますよね。
もともと競争社会の中で育った私たちにとっては、自然と周りと比べられる環境にいるのです。
このことからも分かるように「独身が恥ずかしい理由」というのは、
- 中学や高校時代の友達は全員結婚した
- 他の既婚者が幸せに見える
- 彼氏もいないし結婚の予定もない
- 独身はありえないという世間のイメージ
- 親や親戚から期待されてしまう
というような、周りとの見え方によって恥ずかしいと感じてしまうのです。
特に恥ずかしいと強く感じてしまう人は、「結婚願望がある人」でしょう。
結婚したいのにできないというのは、「人として問題があると思われる」や、「努力が足りない」など、ネガティブな感情もプラスされるからです。
そもそも結婚願望がなければ、独身だから恥ずかしいなんて1ミリも思いませんからね。
僕も40代で婚活しているときは独身が恥ずかしかったのですが、その時会った友人は結婚を考えたこともなく「独身を恥ずかしいと思ったことは一度もない」と言ってたのに驚きました
結局のところ、周りと違う自分や理想像を抱くことによって、独身が恥ずかしいといった感情になるのです。
気にしないのが一番の対処法
独身を恥ずかしいと感じないようにするのは、「気にしないこと」だけです。
周囲の人との比較や、周りの意見に耳を傾けることをやめるべきでしょう。
他人と比べることより、本当の自分の気持ちはどうなのかを再確認し、自分に素直になって生きることが大切です。
ネガティブな要素は排除する
独身が恥ずかしいと感じる方にとって、SNSや飲み会、ゴシップなどのニュースは毒ですよ。
これらは、独身からしてみたら楽しく感じることはなく、ネガティブに引っ張られるだけですね。
SNSを確認している時に、どうしても友達や知り合いの結婚や子供自慢が表示される場合は、ミュートするかブロックしたほうがいいでしょう。
また、会社の飲み会やお昼などに既婚者がいると、必ずと言っていいほど「家庭の話」「子供の話」を聞かされますよね。
心底うんざりするので、距離を置いた方がいいです。
他にも、LINEのアイコンをウェディングドレスや子供のアイコンにしている奴らも、問答無用でブロックした方がいいですね。怒
僕は婚活しているときに、全てのSNSを見ること、結婚している友達と会うことをやめました。後から考えるとこの決断は良かったと思っています。
独身を恥ずかしいと思わないためには「気にしないようにする」のが一番ですが、「気にならない環境を作る」のも、とても大切なことです。
もし独身が恥ずかしいと感じるなら行動するべき
独身である限り、「独身は恥ずかしい」と感じるのは仕方ないことかもしれません。
周りと比べず、気にしない生き方を送れるのであればいいのですが、そう簡単にいかずに悩む人も少なくないでしょう。
恥ずかしいと感じたまま一生独身で過ごすのもいいですが、もしこの問題を解決したいのであれば結婚するしか方法はありません
どちらの人生もあなたが選択する人生です。
一つ言えることは、恥ずかしいと感じる人生とサヨナラしたいのであれば、早いうちに行動するのが賢い選択でしょう。
婚活において若さというのは武器です。
今日という日があなたにとって一番若い日なのは言うまでもありませんが、先延ばしすればするほど不利な状況になります。
もし結婚に向けて少しでも動こうかと思っているのであれば、僕が独身時代の婚活集大成の「最短で独身を卒業する方法」の記事を参考にしてください。
【最短で独身を卒業する方法】独身が結婚する婚活方法は6つだけ!
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最後になりますが、恥ずかしいかどうかは本人次第です。
恥ずかしいと思えば、恥ずかしくなる。
恥ずかしくないと思えば、恥ずかしくなくなる。
独身を貫くのも正しいかもしれませんが、あとで後悔しないようベストな選択ができるといいですね。
「一生独身でいい!」は確実に人生後悔する【出会いがないのはあなたのせい】
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